Vision

サイエンスを、正しく、楽しく。


サイアメント(SCIEMENT)は、サイエンス(学術、科学)に特化したハイクオリティなCGコンテンツを創り出す、
サイエンスCGプロデュースを専門とする、日本で類を見ない会社です。
中でも、医学に関する3DCGコンテンツプロデュースを最も得意としています。
複雑で難解なサイエンスの世界を、誰にでも身近で「正しく、楽しく」伝えるCGコンテンツへ。
それが我々サイアメントのビジョンです。

Message from CEO

一般的には「複雑で難解なもの」と思われてしまっているサイエンス。
しかし本当は、とてもワクワクする楽しいもの、それがサイエンスです。

私は中学2年生だった1999年、DNAや遺伝子に関する大型科学番組を見て、「サイエンスを、正しく、楽しく」伝えることに
強い興味を抱きました。

番組内のスタジオにはアナウンサーの方が1人だけ。芸能人も有名な先生も一切登場しない、と言う、今では滅多に見られない構成で、
取材内容もナレーションもとにかく真面目一色な番組でしたが、格好良い3DCGと格好良い音楽がふんだんに使われ、
当時はまだDNAと遺伝子の違いもわからない子供だった私は、最初から最後まで食い入るように番組の魅力に取り付かれていました。

その3年後、高校2年生のとき、高校の生物の授業でこの番組と再会しました。
授業の補助教材として先生が番組を生徒に見せながら解説したのです。
丁寧に作りこまれたサイエンスCGは単に格好良いだけではなく、授業に使えるほどのクオリティを持ち、
サイエンスの楽しさを伝えるためのとても魅力的な手段なのではないか。

そのときの想いが、サイアメントの原点として今も生きています。

ただ、複雑で難解なサイエンスの世界を、誰にでも身近で「正しく、楽しく」伝えるCGコンテンツにするためには、
サイエンスに対する深い理解、CGコンテンツ制作に対する深い理解のどちらもが欠かせません。

建築現場を全く知らない設計士がいたとして、確かに格好良い設計図を書けるかもしれませんが、
「こんなのどうやって現場で組み立てるんだよ!」と言うような設計図になってしまっては全く意味がありません。

サイエンスCGも同じです。
どんなにサイエンスの知識があっても、コンテンツ制作に落とし込む術を知らなければ、「正しく」且つ「楽しい」コンテンツにすることは
出来ません。
「CGなら何でも簡単に出来るでしょ?」とすぐに仰る方もいらっしゃいますが、CGは魔法の道具ではありません。
また「3DCGだと格好良いよね!」と仰る方もいらっしゃいますが、何でもかんでも3DCGにすればわかりやすい、と言うわけではありません。
出来るだけ単純化された静止画1枚で表現したほうがずっとわかりやすいことだってたくさんあります。

逆に、どんなにクリエイティブ能力が高くても、サイエンスの知識が無ければ適切な提案やアドバイスをすることが出来ません。
制作にあたっては、題材となるサイエンス分野についての論文や専門書なども読む他、実験施設などを直接見学させて頂くこともあります。

サイエンスCGプロデュースは、オーケストラの指揮者に近いのではないかと思います。

サイエンスについての確かな知識、最先端のデジタルテクノロジー、そしてトップクオリティのエンターテイメントデザインを
絶妙なバランスで指揮することで、これまで存在しなかった新しい和音を創り出し、
世界に自信を持って配信出来る「正しく」、「楽しい」サイエンスCGを生み出すことが出来るのです。

「サイエンスを、正しく、楽しく。」
株式会社サイアメント 代表取締役社長・医師
瀬尾 拡史