『専門的な情報を素人に届けること』

このニュース記事を読んで思った。
「WELQでガン調べて愕然…」 夫の看病で社長引退、南場会長が語った言葉 「ネットは役に立たない」

> 「メドウェッジ」について、南場会長は「学術論文を一般の家族や健康に関心がある人に届けることが目的で、医療のプロが書いていたが、想定ほどユーザー数が伸びなかった」と振り返りました。

> 一方で「専門的な情報を素人に届けることを事業として続けられる状態の解を見つけることができなかった」と反省の弁を口にしました。

…という、経営のプロが事業にならないと言ってることをずっーーーとやっている。
専門的な情報を一般の人が見てもとりあえず最後まで興味を持ってくれるような世界観につつ、対象として想定している方々が見たときに必要な情報を提供出来て、且つ専門家が見ても最低ラインを超えている、という絶妙なバランスを取るのが腕の見せ所です。
事業にならなくても誰かがやる必要がある、という(勝手な?)使命感なのかもしれません。

学生時代にやっていた、裁判員制度用の3DCGなんてこれの最たるものではないでしょうか。
事業になるはずがないのだけれども、でも(少なくとも当時は)絶対に必要だった(…という思いでやっていた)。

昨日自分の今後について悩んでいる文章を書いてのこの記事だったので色々思うところがありました。


カテゴリー: 3DCG, diary パーマリンク

『専門的な情報を素人に届けること』 への1件のフィードバック

  1. 山本明典 のコメント:

    お世話様です。
    大隅先生のノーベルレクチャーを手がけられているとの情報を得て、ホームページを見直して、このページに至りました。少々コメントさせて頂きます。
    DeNA の事業規模として事業にならなかったということだと思います。売上高1千億超ですので、規模が異なります。 ニーズはあるでしょうけど、どういう情報を出すか。最低限の事業の体をなすのであれば、かかった費用を上回るマネタイズすることを目標に置いては如何でしょうか。 簡単なマーケティングも必要かもしれません。

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